成長痛についての知識を紹介します。成長痛で悩んでいる子供さんのいる方はぜひご覧ください。
成長痛は、小さな子供が原因不明の下肢の痛みが夜間に起こることを言います。前は、急激な成長にともなう体への負担からくる痛みとされていたこともありました。
正常に成長しているとすれば激しい痛みをくるのはおかしいと考えられるようになり、今日は否定をされるに到ります。
また成長痛という名前で呼ぶことは、適切でないという人も現れています。
この痛みの原因として考えられるのは子供は骨や関節と筋肉が未発達なまま非常に活発に遊んで体を動かしますので、その疲れが体にたまって痛みの原因となっていると考えられ始めています。
体の発達が未熟な上で活動が活発なゆえにその負荷に耐え切れずに痛みとなって症状化するものを成長痛と考えるのが今日では主流になりつつあります。
症状は日中に出てくることはほとんどありません。痛がる様子もなく元気に遊んでいた子どもが、夕方から夜にかけて30分から1時間程度にわたって痛いと言い出します。
時には大声で泣くこともあります。しかし、翌朝になる痛みもなくなりケロッとして、また何事もなかったかのように元気に遊び出すのが特徴です。
時と場合によって成長痛の痛みがくる部分が変わり、痛かったところがどこなのかわからなくなることもあります。
しかし、関節の動きが鈍いとか、成長痛の痛む部分が腫れたり、熱をもったりするようなことは成長痛の症状としてはありません.
成長痛が起こりやすいのは膝関節周辺が特に多く、ふくらはぎから足首、太もも、あるいは足の付け根などが多いようです。
ただ、膝関節の周辺に多い理由ははっきりとしたことはまだ解明されていません。
成長痛の治療法はこれといったはありません。成長痛は放っておいて自然に治るものであり、日中の遊び疲れが痛みという現象になって現れるだけです。
多くの場合は精神的な面で親にかまってもらいたいという欲求があるとも言われています。成長痛を訴える子供の気持ちは受け止めてあげてください。
精神的な要因であるとはいえ、痛がってもほったらかしにするのではく、スキンシップをするつもりで湿布をしたり、暖めたり、マッサージをするなど痛がるところをさするようにしてください。
場合によっては、軟膏などを痛がる部分にぬってあげて、さすってあげると子供は安心します。
成長痛は家庭の環境が変化する場合、弟や妹ができた、母親が仕事を始めて自分にかまってくれなくなったなど、このようなときは痛みをよく訴えます。
痛がる子供を放置したりせずに、かまってあげることも大切な治療のひとつです。もし、痛みが長く続くような場合は、他の病気や怪我と確認するために、必要に応じて精密検査を受けてください。行きつけの小児科医院もしくは整形外科で相談して下さい。